図形のクローン（複製）をつくろう
インクスケープでは、コピー機能以外にも同じ図形を効率よく作成する方法があります。
ここでは“クローン”機能を使ったオブジェクトの作成方法を解説します。クローンは、もとの図形と全く同じ複製というだけでなく、リンク機能により、もとの図形を編集するとクローンも同時に編集されるという特徴があります。
パスで図形を描きます
パスツールを使って円形の図形を描きます。
「編集」をクリックします
メニュータブから「編集」をクリックします。
「クローン」－「クローンを作成」をクリックします
メニュー下部の「クローン」－「クローンを作成」をクリックします。
ドラッグしてクローンの位置を動かします
クローンの図形はもとの図形に重なってできますので、ドラッグして位置を調節します。ついでにもう1つクローンを作っておきましょう。
「オリジナルを選択」でもとの図形を選択できます
もとの図形がわからなくなっても、「クローン」－「オリジナルを選択」でもとの図形を選択することができます。
オリジナルの図形にグラデーションで色をつけてみます
オリジナルの図形を選択し、フィルにグラデーションの塗りをつけてみましょう。
グラデーションの使い方はこちらのページを参考にしてください。
→Inkscape（インクスケープ） 放射グラデーションで色を塗ろう
色フェーズを調整し立体的にします
色フェーズを調整して立体的に見えるようにします。再びぶどうを描いてみます。
オリジナルのグラデーションパスの位置を調整します
全ての図形にグラデーションの塗りが適用されました。
オリジナルの図形のグラデーションパスの位置を変えると、連動してクローンのグラデーションパス位置も動きます。
クローンの図形を選択します
クローンの効果をやめるやり方もあります。
クローンの図形を1つ選択します。
「編集」－「クローン」－「クローンのリンク解除」をクリックします
「編集」－「クローン」－「クローンのリンク解除」をクリックします。
選択していたクローンのリンクが外れました
選択していたクローン図形だけリンクが外れ、個別に編集できるようになりました。
もとの図形の色を変えても、クローンのリンクが外れた図形の色は変わりませんね。
図形のコピー・スタイルの貼り付け・クローンの作成機能を使えば、作業スピードもアップしますね！
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