キーワード解析ツールでネットユーザーに実際に検索されているフレーズを知ろう
このコラムでは、当サイトのキーワード解析ツールの使い方の解説と、その活用方法を紹介します。
Webサイトは作っただけでは訪問者はなかなか増えてくれません。訪問して来られた方にとって役立つコンテンツ(内容)を提供する必要があります。
そのためにはそもそもどんなキーワードでネット検索されているのかを知ることが最も重要なスタートとなります。
関連キーワード解析ツールの使い方
上部のフォームに解析したいキーワードを入力し、「関連キーワードを検索」をクリックします。
入力したキーワードとともに、Google検索をよくされている代表的な関連キーワードが10項目表示されます。
実際のGoogle検索での関連キーワードを見てみます。
同じく「自動車保険」というキーワードで検索したときの検索画面です。
Google検索では関連キーワードがページ中ほどと下部の2か所に表示されます。
このページに表示される関連語は、検索キーワードを「含む」候補も一緒に表示されるため多少違いがありますが、入力したキーワードを単体で扱う検索候補はほぼ一致しているのがお分かりいただけると思います。
このツールは「Google Suggest API」というGoogle提供の機能を利用したプログラムで、Googleの関連検索キーワードのうち主要なものを取得することができるツールです。
キーワードの解析は1つだけではありません。
スペースで区切って複数のキーワードを入力すると、「絞り込み検索」をしたうえでさらに関連キーワードを調べることができます。
実際に検索されているキーワードが解析できるので、ビジネスでの利用にも役立ちます。
検索キーワードには検索者のニーズが込められている
生のキーワードは検索者の「欲しい」「知りたい」といったニーズの塊です。ネットユーザーは「~したい」という気持ちを満たすために検索をしています。
ですが、自分の「欲しい」「知りたい」という気持ちは自分だけのもので、他の人も同じかどうかまでは調査しなければわかりません。
ネットを活用してビジネスをしたいというニーズは最近にわかに増えていますが、成功に導くためには正しい方法での調査が欠かせません。
まずは自分(サービス・商品の提供側)と相手(買い手・利用者)のニーズは違うのだということを意識して取り組むのが重要です。
絞り込み検索で意外な関連キーワードの発見に
キーワード解析の中でも、「絞り込みキーワード」の調査は非常に役立ちます。
「自動車保険」や「ワンピース」などそのものを指すような単語は、ビッグキーワードと呼ばれます。ビッグキーワードはそこから派生する言葉が無数にあるうえに、多くのネット上のサイト運営者が重要視しているため、それらのキーワードで戦ってもまず勝ち目はありません。
ですが絞り込み検索をしていくと、思いもよらない関連キーワードに出会うことができます。
上の例の、「ワンピース(漫画)」と「フィギュア」の関連語を見てみましょう。
多くはワンピースのフィギュアを欲しがっている人の検索のようですが、一番下にはフィギュアの飾り方を検索しているデータがあります。
これによって、フィギュアそのものに焦点を当てず、フィギュアをより引き立てるためのショーケースや模型、もしかしたら「かっこよく見える写真の撮り方」など、別のニーズの発見につながるかもしれませんよね。
このように絞り込み検索は、より正確なニーズを探ったり、自分の想像をこえる関連語を探すのにとても役立つのです。
人でごった返す場所にわざわざ船を漕ぎ出すことをせず、できるだけ有利に戦える場所でサイト運営をしてみてください。
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